Jabra Elite Sport レビュー その1

はじめに

ランニング用のイヤホンとして利用している。

この製品はBluetoothを用いた完全ワイヤレス型イヤホンであり、2018年6月現在で2世代目までが発売されている。

 私が購入したのは2世代目で、発売されて間もないころであったのでヨドバシカメラでほぼ定価の32,000円ほどで購入した。ランニング用のイヤホンとしては歴代でもっとも高価な買い物となることもあり、購入にあたっては非常に迷いがあった。しかし、結論からいうと、これは非常によい買い物だったと今でも満足している。その理由を以下に述べていきたい。

完全ワイヤレス

Bluetoohが普及しつつある段階から、いくつかのBluetooh型ヘッドフォンを利用してきた。ここにきて完全ワイヤレス時代になり、また快適さが一段階進化したと感じている。左右をつなぐ線がないことで、ランニング時のコード擦れの音が完全に解消された。

長時間バッテリと残量表示

小さい個体にもかかわらず、4.5時間の連続再生が可能。さらに収納ケース側にもバッテリがあり、2回分のフル充電が可能なため、トータルで13.5時間も使用できる。

かつて使用していたBluetoothヘッドフォンではバッテリ残量表示がないために、気が付いたら容量不足となっていて、いざ使いたいというときに使えなくなったり、その不安を感じながら使用するという、精神衛生上非常によろしくない使い勝手であった。この製品の場合は、スマホ上での残り使用可能時間の表示や収納ケース格納時のLED表示によるおおまかな残量表示など、これまで感じていた不安をいっさい感じさせない作りとなっている。「残量表示」というと言葉としては地味ではあるが自分にとっては非常にありがたい機能である。

心拍数計測

心拍数計測のために、胸につけるハートレイトモニターのような大げさなものにかわり、腕につけるリストバンド型が普及している。確かに腕で計測し、それが目で確認できることはありがたい機能であるのは確かだが、正確な計測のために、腕を圧迫する形になったり、夏場は汗が気になるというデメリットがあった。本製品では右側のイヤホンで心拍数を計測してくれるため、腕がストレスフリーになった。

ランニング情報確認

何キロ走ったか、何分走ったか、心拍数はどの程度か、どれぐらいのペースで走れているか、こうした情報は長い時間走っていると気になる。もちろん、スマホでランニング管理用のアプリを使っていれば、スマホを確認すればわかるだろう。あるいは、ランニング専用の時計をつかってもいいかもしれない。これらの手法とまったくちがうのが本製品。知りたいタイミングでイヤホンのボタンをおせば、音声でそれらの情報を教えてくれる。あらかじめ設定しておけば、一定時間、一定距離を走ったタイミングで、ボタン操作なしで通知してくる機能もある。目ではなく、耳で情報を得る。この新しさが気に入っている。

まとめ

 まずは思いのままに、上記4点を気に入っているポイントとして挙げてみた。お値段以上とは言えないかもしれないが、確実に、私のランニング生活を向上させてくれた点である。次回は、ここが惜しい、こうしてほしいと思う点を書いてみたい。